大会前からダークホースに推す声が多かったオーストリアは、グループステージ第1戦でフランスに0-1惜敗も、第2戦でポーランドを3-1、第3戦でオランダを3-2で下して堂々の首位通過を果たした。知将ラングニックのもと、アグレッシブなプレッシングサッカーを完成させており、強豪国相手にも通用する「個<組織」の戦いを披露している。対するトルコは、第1戦でジョージアを3-1で下し、第2戦のポルトガルには0-3も、第3戦でチェコに2-1で勝利した。注目は次代のスター候補であるアルダ・ギュレル(Rマドリード)。左足の威力、精度はすでに超一流で、ジョージア戦のミドル弾は圧巻だった。この両国が対戦するラウンド16は、見どころ十分な面白い試合になるはずだ。

 決勝トーナメント以降の試合は、日本時間午前1時もしくは午前4時のキックオフとなる。筆者としては、スペイン、フランス、オランダ、イングランドのベスト4からスペインの優勝を期待しているが、オーストリアがどこまで勝ち上がれるかも楽しみだ。ここからが本番。寝不足必至の中、目の覚めるような白熱した戦いと興奮のゴールを多く期待したい。(文・三和直樹)
 

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