それに比べると、ビューカードの引き落とし口座に指定するのは、手続きがひとつで済むので、比較的簡単だ。

 ということで、筆者も、資産残高50万円以上とビューカード利用代金の引き落とし口座に指定して、特典を受け取る予定だ。

魅力薄い銀行取引での特典「JRE BANKプラス」

 「JRE BANK」には、JR東日本ならではの特典以外に、銀行取引による特典「JRE BANKプラス」も準備されている。

「銀行取引でJRE POINTが貯まる」「VIEW ALTTEの提携ATM手数料(預け入れ・引き出し)が月最大7回無料」「他行への振込手数料月最大3回無料」などが主な特典だ。

 こちらはまず「JRE BANK」と「JRE POINT」のユーザーIDを連携。利用状況に応じて5ランクの会員ステージが決定し、ランクに応じた特典が受けられるというものだ。

 ただし内容を見ると、会員ステージによって、JRE POINT獲得倍率にそれほどの差はないうえ、受け取れるポイント数もそう多くない。楽天銀行のハッピープログラムの内容を踏襲しているものだが、飛びついて利用したいというほどの魅力は感じられない。

 そもそも、あまり知られていないが、「JRE POINT」そのものにも、4つのステージ制が導入されている「JRE POINTステージ」というものがある。ステージごとにクーポンがプレゼントされたり、JR東日本の特典が受けられたりする。「JRE BANK」には5つの会員ステージがあり、「JRE POINT」にも4つのステージがあり、筆者などは既に混乱気味だ。

「JRE BANK」でトクする人、ソンする人

 特典は魅力的だが、受け取るための条件のハードルは意外と高い「JRE BANK」。一体、このサービスは誰に受けているのだろうか。

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