伊原六花(写真:Pasya/アフロ)
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 14日放送の「ハマダ歌謡祭★オオカミ少年」(TBS・金曜午後7時)は1980年代の名曲をテーマに、昭和生まれのベテラン世代と平成生まれのルーキー世代の対決が繰り広げられる新企画だ。高橋克実は「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)を熱唱し黄色い歓声が上がり、王林は「DESIRE−情熱−」(中森明菜)を歌いきる。 そして、伊原六花は「ダンシング・ヒーロー」を歌唱するというので必見だ。伊原六花の人気の秘密を過去の人気記事から振り返る。(「AERA dot.」2023年11月10日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 NHK連続テレビ小説「ブギウギ」がスタートして約1カ月。物語の舞台は大阪から東京へと移ったが、前週の大阪時代に“二本柱”として、主人公・スズ子と梅丸少女歌劇団を盛り上げる秋山美月を演じた伊原六花(24)に注目が集まっている。タップダンスの名手としてキレのある踊りを披露し、凛とした男役を演じて芸達者な一面を見せつけた。SNSでも「タップダンスかっけー」「目線、姿勢、指先、ちゃんと男役だった」など、賛辞の声が多く上がっていた。

 同作で男役の先輩・橘アオイ役として出演しているOSK日本歌劇団の翼和希も伊原の実力を高く買っている一人。情報番組で「私らは普段、お稽古を何年もやって舞台に立つんですけど、(伊原は)数カ月で仕上げてきはって。根性が素晴らしいと思います」(カンテレ「よ~いドン!」10月25日放送)と絶賛。「ホンマに自分らも見習わなアカンなと思いました」と刺激を受けていることを明かしていた。

ドラマの制作統括者はインタビューで『お芝居もステキですし、度胸もあるので舞台でも映えるなと思いました』と起用理由を話していました。ドラマ公式のインスタグラムでは、舞台シーンの撮影時、舞台に足を踏み入れる前に立ち止まって、一礼していたというエピソードも。俳優としてのプロ意識がとても高く、まだ24歳とは思えません。これからドラマは東京に舞台が移りますが、新たなステージシーンもあるようなので、今まで以上に輝く秋山を楽しみにしている視聴者も多いのでは」(テレビ情報誌の編集者)

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近すぎる距離感にドギマギ