先行配信曲「REALLY LOVE」には「夢に挑戦している人たちの背中を押したいという気持ちを込めた」と語る[撮影:蜷川実花/hair TAKU for CUTTERS(VOW-VOW)/make up 鷲巣裕香/styling 渡辺康裕/costume SAINT LAURENT]
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 ソロでの5枚目となるアルバム「R」が完成した今市隆二さん。三代目J SOUL BROTHERSの一員として未踏の地を目指す中で、一人のボーカリストとしても成長を続けている。AERA 2024年6月17日号の記事を紹介する。

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――全曲セルフプロデュースとなる最新アルバム「R」。先行配信曲「REALLY LOVE」は、肩の力を抜き、自分が本当にやりたいことと向き合い、人生を楽しむムードに溢れている。

今市隆二(以下、今市):いま自分のデビュー当時の写真を見ると、眉間に皺を寄せて気合を入れているのが伝わってくるんですが、そこから14年が経ち、いろいろな経験をする中で自分の裁量でチョイスができる部分が広がりました。

「REALLY LOVE」は自分の好きなことややりたいことと向き合う中で制作したアルバムの1発目にふさわしい曲。気を張っていない大人の余裕を表現できたらいいなと思ったところはあります。ライブで披露するとすごく盛り上がりますし、自分のテンションも上がる曲です。

 今までも何度かラップっぽい歌はやっていましたが、この曲では全編歌ラップのようなニュアンスにトライしました。元々夢だったアーティストという仕事をやらせてもらっているのは本当に幸せなこと。好きなことに真剣に向き合い、夢に挑戦している人たちの背中を押したいという気持ちを込めました。

 作詞に関しても新しいトライをした曲です。これまでは歌ものが多かったこともあり、抽象的な歌詞が多かったのですが、ラップものに抽象的なワードを入れると、美しくはなるかもしれないけれどメッセージが届きづらくなる。それもあって具体的なワードを入れました。

「愛で選んでいたい」

――印象的なのが「誰かのルールより 愛で選んでいたい」というフレーズだ。

今市:人に対する思いによって自分は生きていますし、今の活動をしています。周りの意見を採り入れることは大事なことですが、最終的に決めるのは自分。誠実なジャッジをすることも周りへの愛だと思っています。

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