同期よりもいち早く脚光を浴びた
元芸人でお笑いライターの新越谷ノリヲ氏は、エドについてこう振り返る。
「エドさんが40歳で入学した吉本興業の『東京NSC』11期は、まさに黄金期と呼ばれる年代。大ブレーク中のチョコレートプラネット、『キングオブコント2014』で優勝し“今もっとも単独ライブのチケットが取れないコント師”と呼ばれるシソンヌ、ラジオのメインパーソナリティーをいくつも担当し“令和のラジオスター”と呼ばれるパンサー・向井慧といった同期の中で、いち早く脚光を浴びたのがエドさんだったんです」
そしてエドの人柄について、新越谷氏が続ける。
「当時のエドさんは、とにかくエネルギッシュでバイタリティーあふれる方という印象でした。急激にブレークを果たしたこともあってネガティブな報道が多く見られた時期もありましたが、マネジャーや芸人仲間たちへの態度もずっと変わらず明るいもので、落ち込んでいるのを見たという話も聞いたことがない。一時は芸能界から“消えた”と揶揄されることもありましたが、むしろエドさんはお笑いで大成功を収めた後、自ら次のステップに進んでいったんだと思いますよ」
還暦を迎えても底なしの行動力で突き進むエド。彼女の探求心とパワフルさは、多くの人を勇気づける見本となりそうだ。
(小林保子)