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今日2日(日)は東北から近畿の広い範囲で雨や雷雨となりましたが、4日(火)にかけて大気の不安定な状態が続き、急な雨や雷雨に注意が必要です。例年ですと九州から関東にかけては梅雨に入るころですが、今年は遅れる見込みです。

4日にかけて急な雨や雷雨に注意

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今日2日(日)は、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になりました。東北から近畿にかけての広い範囲で雨が降り、局地的に雷雨や短い時間にザッと強い雨が降りました。この大気の不安定な状態は4日(火)ごろもまで東北や関東で続く予想です。

明日3日(月)と4日(火)は東北や関東では晴れ間の出る所もありますが、急な雨や雷雨に注意が必要です。局地的に雷を伴い雨脚の強まることもありそうです。落雷やひょう、竜巻などの激しい突風にもご注意ください。東海から九州にかけては、おおむね晴れますが、山沿いなどはにわか雨がありそうです。

本州の南を進む低気圧の動きに注意

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5日(水)になると、東北から九州、沖縄は、日中は広い範囲で晴れる見込みです。気圧の谷や寒気の影響が残る北海道は雨が降りそうです。

6日(木)から8日(土)にかけては、本州の南を進む低気圧や前線に注意が必要です。現在の予想では陸地から離れて日本の東に進む見込みですが、陸地に近いコースを通ると、東海や関東、東北の太平洋側は雨の降る所がありそうです。また、上空には次の寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定になるでしょう。九州では雨マークが付いていますが、そのほかも、にわか雨の可能性があります。

梅雨入りはいつ?

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梅雨入りの平年は、九州南部で5月30日ごろ、九州北部で6月4日ごろ、四国が6月5日ごろ、中国・近畿・東海は6月6日ごろ、関東甲信が6月7日ごろとなっています。今週続々と梅雨入りしてもおかしくないころですが、今年は梅雨前線の北上がまだ先になりそうで、梅雨入りが遅れそうです。

日本気象協会が発表している最新の梅雨入り予想では、九州南部から東北南部にかけて6月中旬、東北北部で6月下旬となっています。梅雨入りするとすぐに大雨になる可能性もあります。今のうちに側溝や雨どいの清掃やハザードマップの確認など、雨のシーズンの備えをしておくとよいでしょう。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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