最期が一番お金持ち…

「定率引き出しは年率4%が理想という人もいますが、資産3000万円以上で4%ずつ引き出すと、人生の最期に一番たくさんお金がある状態になりかねません」

 とはいえ前山さんの試算は過去のデータによるもの。川上さん式の「全世界株式の長期平均パフォーマンスの『年率6%引き出し』」が目安としてはほどよい?

 なお、最期までに全部使い切りたい人は、保有する投資信託の総口数を最期までの予定年数で割り、毎回同じ口数分(=そのときの基準価額により引き出し額が変わる)を引き出す「定口」も、ある。

 定口引き出しは、ネット証券の自動売却サービスでは「期間指定」と呼ばれることもある。

取材・文/安住拓哉、中島晶子(AERA編集部)

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

※『AERA Money 2024春夏号』から抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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安住拓哉

安住拓哉

出版社勤務を経て2021年に独立。経済関連記事全般が得意。取材・執筆歴20年以上。雑誌の取材記事の他、単行本のライティングも数多く手掛ける。

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