「変更した・14.1%」実は平常時と比べて驚異的な多さ

新NISAで金融機関を変更した?

 次に「新NISAを機に金融機関を変更したか」という質問への回答を集計しました。

 変更した人は全体の14.1%。通常ではありえない多さです。「変更していない」人は69.8%でした。

 なお、この質問に「自国民のことを考えず、大変なときに減税も考えられない岸田の勧めることなんかに手を出す気はさらさらない!」というキツイ意見も寄せられました……。

安易な「シェア1位」注意

 冒頭の繰り返しになりますが「シェア1位」などと書かれた記事や広告は、何をもって1位なのか、確認しながら読むようにしましょう。

 NISA制度開始から10年経ち、休眠口座も相当数、生まれている昨今、本当のシェア1位を知ることが難しくなってきた気がします。

 本記事の順位も、「一般の方2019人が答えた結果」でしかありません。一つの参考データにはなりますが。

文/向井翔太、中島晶子(AERA編集部)

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

『AERA Money 2024春夏号』から抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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