芸能活動を再開した小阪さん(撮影/高野楓菜)
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多様性の時代、誰しもロールモデルを見つけるのは難しい。そんな時代においても、自分なりの人生の選択をしたひとのストーリーを改めて取り上げる「注目の人スペシャル」。今回はタレントの小阪由佳さんについて(この記事は4月13日に配信した内容の再掲載です。年齢、肩書等は当時のままです)。

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 今から20年前。18歳でデビューし、瞬く間に大人気となったグラビアアイドルがいた。小阪由佳さん(38)だ。2004年に「ミスマガジングランプリ」を受賞し、笑うと三日月の形になる特徴的な目元と癒やし系のキャラクターが話題になり、バラエティー番組に引っ張りだこに。多忙な日々を送っていたが、23歳の時にうつ病を発症して芸能界から姿を消した。体重が20キロ増えるなど紆余曲折を経て15年――。芸能活動を再開した小阪さんを直撃した。

――昨年11月に芸能界復帰を発表しました。

 決断したのは昨年9月ぐらいですね。芸能事務所「cheer  lead」を始めて、あっという間に1年半が経っていました。所属する5人のタレントを売り込むために、各所に挨拶回りや、SNSで発信するなど営業活動をするなかで、周りに「自分がタレントで出ちゃったほうが(宣伝効果として)いいんじゃない?」と言われて。正直凄く怖かったです。すぐに結論は出せませんでした。一度引退しましたし、表舞台に戻ることは考えていなかったので。ただ、「やれることは全部やったほうがいい」とタレントに伝えているのに、自分は使えるものを使っていないという思いがありました。ついてきてくれるタレントのためにも覚悟を決めなきゃと。

視聴者に驚きと幸せを

――具体的にどのような活動をしていきたいと考えていますか。

 バラエティーで戦ってきた人間なので、「相席食堂」(朝日放送テレビ)などの番組に出たい思いはあります。でも、簡単に出られるほど甘い世界ではないですし需要があってこそなので、番組、媒体にこだわりはありません。どう立ち振る舞えば喜んでもらえる企画を作れるかなと、今は挑戦心がわいてきています。テレビだけでなくYouTubeでも発信できる時代です。昨年11月にYouTubeチャンネルを開設したので、普段は女の子がなかなか行けない場所に行ったり、視聴者に驚きと幸せを与えたりしたいです。

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