まずは帽子をかぶることから
すぐに目立つ肌のシミとは違い、若者にとっては遠い未来の、不確実なリスクでもある。それでも、多くの患者と接してきた佐々木さんはこう話す。
「好きな本が読めない、見たいものが見られないことはQOL(生活の質)を著しく悪化させ、生活の意欲を失う人も実際にいます。若いみなさんが思っているほど、軽いことではないのです。目の日焼けについて少しでも知っていただき、まずは帽子をかぶることからでも良いと思います。ご自身と、お子さんの眼病の予防につなげてほしいと願っています」
この先に後悔しないためにも、できることから対策をしておきたい。
(國府田英之)