もし、多くの人を救いたいという義憤に駆られたら、まずは実力をつけることである。
それは、アホを抑え込み完璧に封じ込めることのできる力のことだ。
力がつく前に言動をあらためさせたいなら、相手を注意深く観察し、アホの傾向と対策を分析し、アホの欲するものを与え、言動を変える動機付けになりそうなものはないか、しっかり考えることだ。
アホの狙いが、プライド、お金、出世、ストレス解消、等々の中の何なのか?
どうすればそれを、自分も含めた、苦しめられている皆にとって最もダメージの少ない形で満たしてやれるか?
それを考え抜き、時に苦しめられている皆で連携して、動機付けからアホの言動を少しずつ変えていこう。
コンプライアンス重視の機運が高まり、パワハラやセクハラも社会や会社内の目が厳しくなっているので、目に余る場合は、証拠をしっかり押さえて、それらに訴えることを取引材料にするのも手だろう。弁護士も世に余っているので、最終的には彼らも動員して、抑え込むのも手かもしれない。
とにかくこちらの感情は抑えて、クールに相手を注意深く観察することから始めよう。
それがアホとの不要な戦いを避ける第一歩だ。