村上さんは愛子さまの頭上で輝いていたティアラについてこう話す。
「細かな模様が入っていて、清楚で上品な感じで、20歳の愛子さまにはお似合いだったと思います。愛子さまと比べて清子さまは小柄。もしも、愛子さまがティアラを新調するのであれば、もう少し大きめでボリュームのあるゴージャスなティアラが見てみたいと、密かに思っています。皇室で保管されているティアラもあるならば、そういったものをリメイクするのもいいのではないでしょうか」
愛子さまが着ていたローブ・デコルテについてはこう話す。
「やわらかな白色で、ふくれ織でしょうか、地模様がふっくらと浮き上がったように現れる生地で、威厳のある格式を感じましたね」
愛子さまの成人については、雅子さまも母親として感慨深かったのだろう。58歳の誕生日の際、ご感想を公表されたが、その中で、こうつづった。
<幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ちもいたします>
雅子さまがつづられた言葉について、村上さんはこう感想を話した。
「雅子さまからお母様としての愛子さまへのメッセージとも受け取れます。愛子さまにとっても記念になる文章ではないかと思います」
20年間、母娘で山あり谷ありでさまざまなことがあった。
「愛子さまの登校が難しくなった時、一緒に付き添って学校へ行ったとか、本当にいろんなことがあったのだと思います。そういう一つ一つの日々に思いを馳せて、ここまで辿りついたのが夢のようだと、そういう意味合いだと解釈しています。雅子さまはもともと人の役に立ちたいという気持ちの強い方だと思われるので、愛子さまにも人の役に立つような人になってほしいという教育もなさってきたでしょう」
愛子さまの成人の祝賀行事は無事に終わった。今後、成人皇族として、公の場に出る機会も増えるだろう。これからは愛子さまの追っかけもあるのだろうか。
「これからあると思いますね。愛子さまを拝見していると、とても清々しい気持ちになります。母親の雅子さまや父親の陛下と一緒にいらっしゃる様子を拝見すると、幸福感に満ちた気持ちになります」
村上さんが初めて皇室の写真を撮ったのは2009年にまでさかのぼる。