「M-1グランプリ2016」で第12代目王者となったお笑いコンビ・銀シャリが、全国11都市13公演の単独ライブツアー「シャリとキリギンス」を、5月4日の静岡・しずぎんホールユーフォニアを皮切りに、11月にかけ開催する。
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見れば想像がつくかと思うが、ツアータイトルはコンビ名をもじったもの。銀シャリは、過去の全国ツアーも「不思銀の国のシャリス」「まシャかリかついだ銀太郎」など、毎回公演タイトルにそのコンビ名をダジャレ的に盛り込んでいる。この言葉遊びのようなものといえば、2019年に「AERA」本誌の広告用「一行コピー」で、2人と当時の副編集長による「ダジャレ対決」が行われたことがある。
「覚えてます、覚えてます! 採用していただいて、今でも家に残してあります。だじゃれっぽいコピーライティングみたいな作業は、漫才のネタとはまた違った面白さがあって、結構好きかもしれないです」(橋本)
鰻和弘と橋本直。青ジャケットに赤ネクタイをトレードマークに“しゃべくり漫才”を武器とするふたりは、そのスタイルから「正統派」と評されることもある。しかし、自分たちが正統派であると意識したことはない。
「しゃべくりっていうスタイルが、正統派でやってるってことになるんでしょうかね?」(鰻)
「青のジャケットという見た目の印象の強さもあるのかもしれないですよね。ネタの部分でいうと、漫才のテーマやロジックはネタごとに全部違っていて、むしろこれっていう型がないのに『正統派』と呼ばれる。そう呼んでいただけるうれしさと、そうではないのになという思いと両方ありますね」(橋本)
「漫才の『正統派』っていう解釈を、もしかしたら世間のみなさんが間違えてる可能性もあるかと思うんですよ」(鰻)
「え、どういうこと?」(橋本)