時代劇もできる強み

 芸能評論家の三杉武氏は、女優としての小池についてこう評する。

「小池さんはシリアスな役からコミカルな役まで演技のふり幅広さで高い評価を得ています。テレビに映った殺人犯にひと目ぼれし、一途に思いを寄せるヒロインを演じた08年公開の映画『接吻』での狂気をはらんだ演技は印象深く、複数の映画賞で主演女優賞を獲得しています。一方、ドラマ『世界一難しい恋』では嵐の大野智さん演じるホテルチェーンの社長を支えて恋愛指南もする秘書役を演じていました。また、『鎌倉殿の十三人』での北条政子役は広く知られていますが、『大奥〜華の乱〜』でも存在感を放っていましたし、現代ドラマだけでなく、時代劇でもその実力を発揮できるところも強みでしょう」

 完全に本格派女優となった小池が、主演ドラマでどんな演技を見せてくれるか楽しみだ。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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