舞台人からのも高評価

 一方、俳優としても20代から着々とキャリアを重ねてきた。映画製作会社のプロデューサーはこう語る。

「小池さんは“演劇の街”として知られる下北沢で育ったこともあり、舞台には幼いころからなじみが深かったようです。映像作品に比べて拘束時間が長く、コスパがいいとは言えない舞台の仕事にも積極的に挑戦してきました。コメディーからシリアスまでこなし、端正な顔立ちなので舞台映えもするため、舞台人からの評価も高い。『鎌倉殿~』以前から三谷幸喜作品にもたびたび登場し、松尾スズキさんやケラリーノ・サンドロヴィッチさん、宮藤官九郎さんなど演劇界の最前線を彩る数々の舞台に出演し、信頼を積みあげてきました」

 今の若い視聴者は、むしろ小池がグラドルだったことを知る人の方が少ないかもしれない。完全な“キャラ変”に成功したのは、一つのことを成し遂げようとする小池のひたむきさの賜物だろう。

「グラドル出身ですが、ドラマでは色気を売りにした役柄よりも、気風のいい姉御肌やダメ男を養う女性などが多い。バラエティーでは全裸で風呂掃除していることを番組で告白するなど、ざっくばらんなキャラを見せることもある。恵まれたボディーを持ち、それを常にキープしつつも、“女”を必要以上に使わないところに、ストイックさとクレバーさを感じますね」(前出のプロデューサー)

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「大奥〜華の乱〜」でも存在感