あるあるQuestion
「譲れない条件」を面接でうまく伝えるにはどうしたらいい?

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 転職についての記事を読むと「譲れない条件」を決めておくとよいとされています。でも、「選考の不利になってしまうのでは……」と考えてしまい、なかなか面接で口に出すことができません。どうしたらよいでしょうか?(30歳・男性・会社員)

採用担当者のAnswer
面接最後の逆質問の場がチャンス。希望と譲歩をセットで伝えて

 給与や働き方などの条件は「働く意欲が低いのでは」と思われそうでなかなか言い出しづらいものですが、この条件を聞いていなかったがために「こんなはずではなかった」と早期に退職してしまうことは避けたいものです。そうならないために「譲れない条件」は選考の中で企業に伝え、すり合わせを行うようにしましょう。

 伝えるタイミングは、面接の最後の逆質問の場がおすすめです。あなたが求めるスキルや経験を満たしていることを理解してもらう前にいきなり条件を伝えてしまうと、「働く意欲が低いのでは」と思われてしまうリスクがあるので気をつけましょう。また、あなたが「その会社で働きたい」という意欲を合わせて伝えることもポイントです。そうすることで、企業としても、両想いであるあなたに働いてもらうために「どうすればその条件を満たせるか」と前向きに考えることができます。

 このとき、希望条件の理由や譲歩できる条件もともに伝えられるとなおよいでしょう。例えば年収の希望がある場合、「現職で昇格予定があり、それに伴い昇給予定がある。ただし、働き方は柔軟に対応が可能」など、金額を提示した根拠を説明しつつ、譲歩できる条件として企業にとってメリットのある内容を伝えましょう。双方納得した転職になるよう、相手のことを思いやりながらも希望条件は伝えます。それで選考に落ちたとしても、ミスマッチを防げたのでお互いにとってよかったと考えましょう。(35歳・女性・採用担当)

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