
山崎:聞けば今もっと危険な方向に突っ込んでいっているみたいですから。デスストがまだ普通のゲームに見えるものを作っているわけですよね?
小島:そうですね。デスストやメタルギアを作ったときより、もっと際どいですね。
山崎:恐ろしいなぁ。僕はゴジラが開けてくれた扉にどう突っ込んでいくことが今後の人のためになるのか、ちょっとだけ意識しながらやりたいんです。ただあまり冒険できないタチで。
小島:日本とハリウッドの行き来がいいと思います。ハリウッドのバジェットで向こうで撮って、たまに日本に帰ってきて映画を撮る。向こうにずっといるのは疲れ果てると思いますよ。
山崎:ハリウッドのお金を使いつつ、日本のチームを活かすやり方が見つかるといいなと思っているんですけど。僕たちがいくことで、いわゆるハリウッド的な文脈とは違う「変なもの」ができる気がします。そこに勝機があるか探っていきたい。
小島:日本のIPへの関心も世界中で急速に高まっています。ただ原作者にはお金が入りますが、潤うのは海外のキャストとスタッフです。その収益を次作に注ぎ込んで、またいい作品が生まれる。海外だけで循環させるのではなく、日本のクリエイターも潤う仕組みを作らないといけないと思うんです。
(構成/編集部・福井しほ)
※AERA 2024年4月22日号より抜粋
記事の後編は5月1日16時に公開予定です。