大谷翔平選手の記者会見を見て、「大谷にいま、公の場で嘘をつくメリットはひとつもない。彼が話したことを聞いて、腑に落ちた」と語ったのは、米連邦政府の検事補としてニューヨーク州で11年間、NBAバスケ審判のギャンブル不正やさまざまな金融詐欺などの犯罪を追及し、ほぼ全てのケースを有罪判決に導いたジョシュア・ナフタリス氏だ。

「大谷に公の場で嘘をつくメリットはひとつもない」と元米連邦検事補 水原一平元通訳が問われる罪は
https://dot.asahi.com/articles/-/218518
 

大谷選手の説明を疑問視した米メディア

 大谷翔平選手の会見を、米主要メディアは一斉に速報。米国民の関心の高さをうかがわせた。大谷選手は自身の違法賭博への関与を否定したが、質疑応答がなかったこともあり、一部メディアは「口座の操作になぜ気づかなかったのか」などと厳しい視線で報じた。

「大谷の話を裏づける証拠は何もない」水原一平違法賭博疑惑の会見に、疑問を投げかける米メディア
https://dot.asahi.com/articles/-/218108
 

「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆にうそをついていた」と語った大谷翔平選手。違法ギャンブルはもちろん、水原氏の負債の肩代わりにも同意しておらず、自分の口座から元締に送金をしたこともないと明言した。本人が公の場で声明を出したことに、日本では大谷選手の関与疑惑はすっかり晴れたという論調の報道が続いた。だが、米国のメディアでは不可解な部分を指摘する声も少なくなかった。

疑惑の大谷翔平を日本人はなぜ信じるのか 米メディアの異なる論調「どうもつじつまが合わない」
https://dot.asahi.com/articles/-/218579
 

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ギャンブルと依存症