半世紀以上、日米両国の野球を見てきた作家ロバート・ホワイティングさん。日米文化比較の視点から日本プロ野球を論じた『菊とバット』(1977年)は両国で高く評価され、その後も『イチロー革命』『海を越えた挑戦者たち』『なぜ大谷翔平はメジャーを沸かせるのか』など日本人大リーガーの活躍を書いてきた。ホワイティングさんの目に、水原一平氏の違法賭博疑惑に巻き込まれた大谷選手はどう映っているのか。
「大谷の会見は失敗でした」米ベテラン作家が見た違法賭博疑惑 水原と大谷2人にベストなシナリオとは
https://dot.asahi.com/articles/-/218786
ギャンブルと依存症
水原一平氏は、大谷翔平選手の銀行口座の金を、違法なスポーツ賭博(スポーツベッティング)の借金返済に充てたと伝えられている。オンライン経由やカジノ場で、スポーツの試合に賭けるのがスポーツ賭博だ。水原氏が違法スポーツ賭博にのめり込む前に賭けたことがあるという、米国最大手のオンラインスポーツ賭博サイト「ドラフト・キングス」のサイトにアクセスしてみた。
水原一平氏がのめり込んだ「スポーツ賭博」 違法ギャンブルで「150億円」失った人も
https://dot.asahi.com/articles/-/219171
精神科医の和田秀樹氏は「依存症は理性を“破壊”します。決して性格の問題ではなく、脳の回路に異常が起きる病気です」と話す。水原一平氏は韓国での開幕戦後、チームメイトの前で「ギャンブル依存症」であることを告白したと報じられた。和田氏は「アメリカでは『依存症は病気である』という認識が一般的。だからこそ、水原氏もチームメイトの前で告白できたのではないか」と見る。
なぜ水原氏は大谷選手のチームメイトの前で「ギャンブル依存症」を告白? 精神科医・和田秀樹氏に聞く
https://dot.asahi.com/articles/-/217838
(AERA dot.編集部)