春の日差しに輝く白の参拝ドレス

そして10日午前10時半ごろ、愛子さまは明治神宮に到着された。
気品あふれる純白の参拝ドレスが、春の柔らかな日差しに照らされて輝いていた。宮司らの先導にゆっくりと本殿へ進まれた。

天皇陛下や雅子さまたちが参拝された前日は雨音しか聞こえないほどの悪天候だったが、青空のもと、愛子さまが石畳を歩くコツコツという靴音と取材カメラのシャッター音が、明治神宮の静寂の中に響き渡った。

本殿に近づくと、ほかの参拝客から「敬宮さま!」「愛子さま!」と声をかけられ、視線を向けながら会釈をされ本殿へと入っていかれた。「わぁ~」というため息やどよめき、「こちらを向いてくれた」などの声が漏れ聞こえた。

愛子さまは本殿に入られると、拝礼し、手にしていた扇子を置き、玉串を受け取られた。玉串を捧げ、拝礼。その後ろ姿は、ゆったりと堂々としたものだった。

伊勢神宮に続き、今回は明治神宮を参拝する愛子さまの姿が見られたが、23日に開催される春の園遊会も楽しみでならない。
(AERA dot.編集部・太田裕子)