■6位:森井翔太郎(桐朋・三塁手兼遊撃手)
東京でも上位の進学校に現れた左の強打者。フォローの大きい柔らかいスイングでセンター中心に長打を放ち、新基準の金属バットも全く苦にしていない。また投手としても150キロに迫る強肩も光る。昨年も日当直喜(楽天3位)からヒットを放っており、高いレベルの投手を攻略しているのもプラス材料だ。
■5位:佐々木泰(青山学院大・三塁手)
県岐阜商時代から注目の強打のサード。大学でも1年春にいきなり4本塁打を放って注目を集めた。その後は厳しいマークもあって少し調子の波が大きいのは課題だが、抜群のパンチ力は大きな魅力だ。高いレベルで結果を残している貴重な右打ちの強打のサードということで、プロからの注目度も高い。
■4位:石塚裕惺(花咲徳栄・遊撃手)
今年の高校球界を代表する強打のショート。リストの強さは抜群だが、それに頼り過ぎることなくしっかり下半身を使ってフルスイングすることができている。昨年秋の関東大会でも特大の一発を放ってスカウト陣を驚かせた。ショートの守備も派手さはないが堅実で、肩の強さとスピードも備えている。若いショートが欲しい球団にとっては垂涎の存在と言えるだろう。
■3位:西川史礁(青山学院大・外野手)
佐々木と並んで注目を集める右の大砲候補。龍谷大平安ではそれほど目立つ存在ではなく、大学でも2年までは控えだったが、3年春に3本塁打を放ってMVPに輝くと、その後の日米大学野球では大学日本代表の4番も務めた。今年3月に行われた侍ジャパンの強化試合でもいきなり長打を放ち、センターの守備でも好プレーを見せて大観衆を沸かせている。春のリーグ戦でも高い注目を集めることは間違いないだろう。
■2位:渡部聖弥(大阪商業大・外野手)
今年の関西の大学球界を代表する強打の外野手。3月の侍ジャパンの強化試合には残念ながら招集されなかったものの、長打力は西川にも全く引けを取らず、スピードと肩の強さが上回っていることから上の順位と評価した。右方向にも軽々と放り込むことができ、ライナーの勢いも大学生とは思えないものがある。全国大会でも通算で5割近い打率を残しており、高いレベルの投手も攻略しているのもプラス要因だ。