先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください。(この記事は「AERA dot.」に2024年3月25日に掲載された記事の再配信です。肩書や年齢等は当時のもの)。
【写真】蜷川実花が撮った!AERAの表紙を飾った三山凌輝さんはこちら
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BE:FIRSTとしての活動と並行して、俳優としても躍進の時を迎えている三山凌輝さん。ドラマ撮影現場での心境を語った。AERA 2024年3月25日号より。
――自身にとって初の連続テレビ小説出演となる「虎に翼」(NHK総合ほか)で主人公の弟・直明を演じる。出演のきっかけは、昨年出演したドラマ「生理のおじさんとその娘」だった。
三山凌輝(以下、三山):「生理のおじさん~」はタイトなスケジュールでの撮影だったので、主演の原田泰造さんと一緒に思うがままに自由に芝居をやっていったのですが、「これで大丈夫なのかな?」という不安もあったんです。でも、クランクアップの日に監督が「自由にやってもらえて良かったです」と言ってくださって、「こんなに嬉しい言葉はない」と思いました。
作品自体もとても良かったですし、スタッフの方とも良い関係が築けた手応えを感じていたところ、一部の同じスタッフの方々が制作する「虎に翼」への出演オファーをいただきました。「生理のおじさん~」で演じた橘くんは、直明と重なる部分があるまっすぐで純粋なキャラクター。きっと橘くんの時の芝居を見て、スタッフの方が僕を選んでくれたのかなと思います。
直明は性格が似ている上に年齢が近いのであまり役作りしている感覚がありません。昭和時代の服をまとうと素朴さが出て、より純粋無垢な雰囲気になり、自然と芝居も現代感がそぎ落とされていきました。僕のおじいちゃん世代を演じるイメージです(笑)。