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東京ドームがひとつに
井口が「歌えるかな?」と問いかけると、「雨燦々」のコーラスとオーケストレーションが響き渡った。オーディエンスは祈りのような歌を歌いながら、掲げた腕を左右に揺らした。
アンコールでは常田が大勢で歌うことを想定して作った「Teenager Forever」と「飛行艇」を演奏すると告げた後、「今日はたくさんの歓声をもらったんだけど、その10倍くらいの大きさで歌いませんか?」と促した。
井口が前のめりの姿勢で「Teenager Forever」を歌うと、オーディエンスは最初から最後まで大きな声で歌った。常田が「全員で歌おうぜ!」と言って「1、2」とカウントアップすると、ステージから炎が上がり、最後の「飛行艇」が演奏された。常田、井口、新井、勢喜の歌と5万人の歌が重なり、東京ドームはひとつになった。
King Gnuは4月、4都市7公演の初アジアツアーに挑む。多くの人たちを巻き込む巨大な群れになるという思いをバンド名に冠したKing Gnu。その群れは海を越えて、どんどん大きくなっている。(ライター・小松香里)
※AERA 2024年4月1日号
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