天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは26日、三重県の伊勢神宮を参拝された。単身での地方訪問は初めてとなる。愛子さまは真っ白なロングドレス姿と帽子姿で、外宮、内宮の順に参拝。強い風が吹く中、集まった人々に笑顔で穏やかな笑顔で会釈しながら参道を進まれた。このタイミングでの愛子さまの“単独参拝”の意味になどついて、皇室ジャーナリストの神田秀一氏に聞いた。
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愛子さまが伊勢神宮を参拝されるのは、天皇皇后両陛下と2014年7月に参拝して以来、10年ぶりとなる。このタイミングでの単独参拝になったことについて、皇室ジャーナリストの神田秀一氏はこう話す。
「伊勢神宮は皇室の祖先とされる天照大神(あまてらすおおみのかみ)がまつられていますから、人生の節目に参拝するのが皇室の慣習となっています。愛子さまは3月に学習院大学をご卒業されるので、それをご先祖に報告するための参拝だと思われます。10年ぶりの参拝でしたが、振る舞いもとても立派に成長されていました」
愛子さまは3月に学習院大学を卒業し、4月1日から日本赤十字社に嘱託職員として勤務することになっている。まさに節目の年だろう。
「皇室は即位、ご結婚、退位など特別な節目の出来事があると伊勢神宮に参拝してきました。天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻、佳子さま、小室眞子さん、悠仁さまも皆、伊勢神宮に参拝されています」
27日は、かつて天皇に代わって伊勢神宮に仕えた皇女・斎王にまつわる施設「斎宮歴史博物館」と「いつきのみや歴史体験館」(いずれも三重県明和町)を訪問。午後からは奈良県橿原市の「神武天皇山陵」を参拝する予定だ。