三山:どちらかの活動が先行するのではなく、どちらもちゃんと評価されて将来性も備えられているという手応えが得られた時、以前から描いていたイメージがカチッとハマッた感覚がありました。「日本にはこんなおかしいヤツがいるんだぜ」ということを世界に魅せて、僕にしかできないことを証明していきたい。

憧れられる存在に

 僕が目指すスター像は、人に憧れられ尊敬されるヒーローのような存在。今すでに僕のMCやパフォーマンス、生き方を通してエネルギーを受け取ってくれて「凌輝さんに力をもらって一歩踏み出し、こういう仕事に就くようになりました」ということを僕に伝えてくれる人がいます。人の背中を押す存在になれていることがすごく嬉しい。自分は奉仕活動に近いことをやっているんだと誇りに思っています。

 子どもの頃から憧れの役者やアーティストがたくさんいて、自分もそうなることを夢見て活動してきました。さまざまな経験を重ねる中で感性が育まれ、自分なりの理解が生まれていった。BE:FIRSTの「Spin!」の僕が書いた歌詞に「自分の在り方 誰も辿れない 俺の生き様」とありますが、人からいろいろなことを吸収し、時に考え方を変化させながらも、自分の在り方を提示し続けることがリスペクトしてもらうことに繋がるんじゃないか。そう思っています。

(ライター・小松香里)

AERA 2024年3月25日号より抜粋

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