これから投資を始めようという人は、銘柄選びは自分自身で決めること、小さな額から始めることの二点を心がけてほしいですね。自分自身で投資先を判断すれば、いろいろな学びや経験が得られます。少額なら、失敗しても取り返しがつく。また、銘柄も証券口座をつくる金融機関を選ぶのも、自分の好みや印象を重視していいと思います。最初から気負いすぎずに、普段の買い物と同じ感覚でのぞむとよいでしょう。
藤野英人(ふじの・ひでと) レオス・キャピタルワークス代表取締役会長兼社長CEO(最高経営責任者)&CIO(最高投資責任者)。1966年富山県生まれ。90年早稲田大学法学部卒業後、野村投資顧問(現・野村アセットマネジメント)入社。外資系資産運用会社のファンドマネージャーなどを経て、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。著書に『ゲコノミクス』(日本経済新聞出版)や『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社)など多数