病気になる前にケアして上げてくださいね(gettyimages)

病気になる前にお金をかける

 最近は20歳を超える長寿ネコも少なくありませんが、内臓に疲れが出て、それが病気となります。特に腎臓病が多く、10歳ぐらいから一気に増えます。ネコの祖先は水が少ない砂漠に住んでいたので、少ない水を有効に利用するため腎臓の能力が発達しました。その代わり、腎臓を酷使することになり、臓器の中では腎臓にトラブルが発生しやすいのです。

 一度腎臓機能が悪化すると、点滴のために毎日病院に通うことになってしまいます。1回3000円からなので、月9万円ほど。また、病気専用フードに切り替えると、一般的な市販フードで安くすませても月8000円ほどとなりそうです。

高齢ネコのための準備

 ネコは高いところが大好きです。市販のキャットタワーを置いたり、DIYで棚や階段などの高い場所を作ってあげる人も少なくありません。

 しかし、ネコが高齢になると、足腰が弱ってジャンプができなくなります。足を踏み外してしまうなどの事故も心配です。ネコのジャンプが低くなったなと感じたら、キャットタワーに階段をつけることをおすすめします。トイレも入り口が低い、大きめのものに変更します。

 食べ物はタンパク質が多くて筋肉を維持できるものにします。歯肉炎になったり、歯石がたまったり、抜歯が必要になったりすることもあるので、歯のケアにも注意が必要となります。

 このように、高齢ネコのためには、日々こまごましたことにお金がかかります。老後のために5万から15万円ぐらいは貯金しておくと安心です。

猫の月間家計簿はこちら/『妄想お金ガイド パンダを飼ったらいくらかかる?』から

では、もしもあなたがライオンと暮らしたら?

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