「DOUBLE COLOR session 7 東京パフォーマンスドール × 乙女新党」の集合写真
「DOUBLE COLOR session 7 東京パフォーマンスドール × 乙女新党」の集合写真
この記事の写真をすべて見る
橋元さんがプロデュースを手掛けるParty Rockets
橋元さんがプロデュースを手掛けるParty Rockets
SHOWROOMの番組「@JAM応援宣言!『@JAM THE WORLD』」より。レギュラーMCの溝呂木世蘭(Cheeky Parade)と共に
SHOWROOMの番組「@JAM応援宣言!『@JAM THE WORLD』」より。レギュラーMCの溝呂木世蘭(Cheeky Parade)と共に
橋元恵一さん
橋元恵一さん

 エキサイティングなジャパニーズ・カルチャーを紹介する「@JAM」の総合プロデューサー、橋元恵一さんへのインタビューも今回が最終回。様々な企画/プロジェクトに関する興味深いお話や信念をうかがうと共に、2014年からプロデュースを続けるParty Rocketsについても熱いメッセージをいただいた。

――2013年から香港と台湾で開催されてきた「KAWAII POP FES」の次回も気になります。

橋元 また来年1月に行けたらなと思っているんです。香港、台湾あたりにもう1回か、タイ、インドネシアみたいなところか、という感じですね。J-LOP(ジャパン・コンテンツ ローカライズ&プロモーション支援助成金)などの支援もあり、最低限の補填はできるんですが、それでも赤字は出てしまいます。そういう意味では頑張り時です。

――2014年から、新宿BLAZEで行なわれている「DOUBLE COLOR」についてはどうですか?

橋元 オデッセーさん、タワーレコードさん、ガールポップさん、ビグーさんのような、アイドルを応援していきたいという方々と組んで開催しています。まったくタイプの違う二つのグループに、あえて同じステージに立ってもらおうというコンセプトなんです。たとえば6月25日に行なわれた「DOUBLE COLOR session 7」のTPD(東京パフォーマンスドール)と乙女新党では、全然お客さんの層が違うと思うんです。通常だと、対バンという言葉で、お客さんとるぞ、負けないぞということになると思うんですけど、「DOUBLE COLOR」はそれを目指していません。TPDのお客さんにも乙女新党の良さを知ってもらって今後の乙女新党のライブにも足を運んでもらえるような、もちろんその逆も……そういう関係性が双方に作れたら、グループ同士の絆も生まれてお客さん同士の絆もできるし、アイドルをとりまく世界もさらに豊かになると思うんです。

――橋元さんはさらに、SHOWROOMの番組「@JAM応援宣言!『@JAM THE WORLD』」にもレギュラー出演されています。ボケたり、アイドルから容赦ないツッコミを受けて、たじたじになっている姿が印象的です。

橋元 ついつい番組を面白くしなくちゃいけないから、ちょっとボケたりしようかなって、どんどん謎のキャラクターになっていく。生放送だし、毎週大変なんです。飲みにも行けないですし(笑)。でもタイムキーパーも構成作家もいらっしゃいますし、しっかりした番組づくりはしています。僕は進行に則っているだけです。

――Party Rocketsについても、ぜひうかがいたいと思っていました。橋元さんは2014年から彼女たちのプロデューサーにも就いています。@JAM EXPOやTOKYO IDOL FESTIVALではサポート・メンバーを入れていましたが、今後の展開が気になります。

橋元 パティロケは僕が初めてプロデュースを手掛けたアイドルです。最初7人組だったパティロケが、今は2人になりました。ここまで、かたくなに新メンバーを入れてこなかったんですけど、秋をめどに増員します。パティロケの持っている空気感を壊さずに新しい世界をつくっていこうと思っているので、昔からパティロケを知ってるひとも、最近知ったひとも、今はちょっと離れている人も、いま一度パティロケをチェックしてほしいです。面白いものに生まれ変わります。

 パティロケのメンバーって、割と気持ちを表情に出さない。アイドルらしくなくて不器用。だから特典会でも「塩対応」みたいなことをいわれちゃったりするんです。でも、今は仙台から東京に出てきて2人が本気でがんばっていこうという決意でやる気になっています。そういった意味では、今後のパティロケがどうなっていくのか僕も楽しみです。燃料満タンで、どこまでも飛んでいけるようにがんばります。

――最後にうかがいます。橋元さんが持つ、プロデューサーとしての信念は?

橋元 (しばらく考えて)自分が見たいもの、自分が作りたいもの、自分がやりたいものを続けてきた感じなんですよ。その一方で、一つのイベントを作る時には、できるだけお客さんと同じ目線でいたいというか、お客さんの気持ちで作っていきたいとも思います。そうじゃないと自己満足になってしまう。みんながどういうところを楽しみにして来てくれるんだろうか、それを突き止めていくことが大事なんじゃないか、そう考えています。

――アイドルだけでなく、J-POPのフェスや、ロックバンドのプロデューサーもなさっているんですよね?

橋元 そうですね、そういった部分では休む間はないです。
 だけど、楽しくやれれば、体さえ壊さなければ、大丈夫。楽観的ですが、僕はそう思ってやっています。 [次回10/26(月)更新予定]

<次回の「DOUBLE COLOR session9」は10月22日、新宿BLAZEで開催。出演:Dorothy Little Happy、lyrical school
次回の「@JAM the Field vol.8」は11月22日、恵比寿LIQUIDROOMで開催。現時点での発表出演者は、アイドルネッサンス、アップアップガールズ(仮)、Cheeky Parade、DIANNA☆SWEET、ベイビーレイズJAPAN、神宿、PassCode>
http://at-jam.jp/thefield_vol8/

■@JAMホームページ:http://at-jam.jp/
■DOUBLE COLORホームページ:http://www.double-color.jp/