ラオスでの出稼ぎ案件を紹介するスカウトらのツイートを見ると、「経済特区での超高額案件」「20日間で250万円」「日給15万円」「単価60分3万円~」「ビザ、航空券代は全額支給」などとある。さらに「25歳以下」「スペ105~(身長−体重=105~)」「色白」「日本人顔で美人」などの条件面が記載されている投稿もある。入国においては「30日間の観光ビザ取得必須」とあるため、観光ビザで不法就労をする前提だろう。「滞在日数は基本30日、最大90日」とあり、「給料は帰国時に持ち帰り可能」とのことだが、最後まで働き切ったとしても、確実に給料をもらえる保証はどこにもない。

 在ラオス日本国大使館は次のような注意喚起を出し、邦人が事件に巻き込まれないように呼びかけている。

1 最近、ミャンマー及びタイと国境を接しているボケオ県の経済特別区において、高額な報酬等の好条件を提示してラオスに渡航させた後、実際は自由を拘束し違法活動に従事させるという、外国人を被害者とする求人詐欺が多発しています。

2 ラオスでは治安当局による取り締まりや捜査能力が十分ではないことから、上記1の状況に陥った場合、治安当局による救出や解決が容易ではない事情があります。

3 つきましては、特にSNSや知人等から上記1のような求人情報を得た場合は、上記情勢を十分理解し、騙されないように十分注意してください。(2023年4月発表)

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