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3週間働いて最終週は休んで旅に
フリーになってから、宇賀さんは“働き方改革”にも取り組んでいる。毎年、仕事と休みの比重を変えており、何が自分に合うか、試行錯誤を繰り返しているという。
「会社員時代は平日働いて、土日休むというのがフォーマットでしたけど、せっかくフリーになったので、フリーでしかできない働き方を模索しています」
独立当初は月の半分を休みに。その後、週休2日をベースに月に1回は週休3日を作ったり、コロナ禍ではとにかくオファーを受けて仕事をギリギリまで詰めたり。そして現在は、原則、毎月の最終週を休みにしているという。
「3週間はすごく働いて、その分、最終週は休みにして旅に出ています」
なぜ旅なのか。「旅には、忙しいと忘れてしまいがちな心の『余白』みたいなものがあると感じていて。だからこそ、ハノイのときでもそうだったように、自分の心の声に耳を傾けることができると思っているんです」と話す。
「フリーランスとして5年が経ち、ありがたいことに、独立当初にやりたいと思っていたことを結構達成できているんです。じゃあ今後どうしていこうかって考えるために、旅をする時間がほしいなって」
自由な働き方ができるという点では、フリーランスは魅力的に思える。しかし、会社員とは違って、需要がなくなればそこで収入は途絶えてしまうという不安定さもある。宇賀さんのように、会社員だった人が独立するにあたって、一番不安になるのは金銭面なのではないだろうか。しかし、宇賀さんは「お金の面はあまり気にしていなかった」と言う。