宮内庁書陵部所蔵の古典籍「百人一首」の現存最古の写本を鑑賞する愛子さま=2023年11月、皇居内の同庁書陵部庁舎、宮内庁提供

愛子さまに受け継がれ

 陛下と雅子さまが、おふたりで見た琵琶湖の風景を和歌に詠んだ日から、30年あまりの歳月が過ぎた。

 長女の愛子さまは、大学で日本の古典文学を学び、卒業論文の題材に「中世の和歌」を選んでいる。

 そして今年の歌会始で愛子さまは、千年の時を経て現代に受け継がれる、和歌に対する感銘を詠みこんだ。
 

〈幾年(いくとせ)の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ〉
 

 ご両親が大切にしてきた、古典への学びの姿勢は、愛子さまにも着実に受け継がれているようだ。(AERA dot.編集部・永井貴子)

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