個別のインタビューに答える機会はほとんどないという。だが、とにかく気さくで、会話のテンポが軽快で、人との距離の縮め方が絶妙だ。
底抜けに明るい印象だが、10代の頃から本人を突き動かしていたものがある。それは、「なんでもいいから、テレビに出たい」。この一心でオーディションに応募したり、自分自身でチャンスを引き寄せたりして、芸人になった。
「昔から本当にテレビに出たかった。そして、いまもこうしてテレビに出られているでしょ!? 本当にずっと楽しいのが続いている感じ。芸人を始めて、売れなくて食べれていないときでも、なんだかんだ楽しかった。苦労だと感じたことが無いと思う。本当にあっという間の芸能生活で、今、ここにいるみたいな感じだから」
松下由樹や富田靖子との共演に感激!
芸人であること、俳優であること以上に、とにかくテレビに出ることが楽しいのだという。
「ドラマでは五十嵐美穂子役の松下由樹さん、僕の妻・沖田美香役の富田靖子さんと共演していますが、松下由樹さんと富田靖子さんは『アイコ十六歳』に出ていたふたりでしょ!
僕は同世代だからそれをリアルタイムで見てきて知っているわけで、そんな人たちと共演できているなんてうれしいよね!
俳優として、お二人はとても柔軟なんだよね。“私が準備してきたのはこれだから、これ以上できません”というのは全くない。頑固じゃない。
“どんな感じでもやってみましょう”という人たちだから、もう~楽しくて! 撮影現場では、もちろん台本に沿って、監督さんと話し合って進めていくんだけど、その“枠”みたいなものの中でもとっても柔軟なの」
その口ぶりからは、ドラマを見ている視聴者サイドのような、ピュアな好奇心と感激が伝わってくる。いまが楽しくてたまらない、という感じだ。共演したい人はたくさんいる。