1984年発売「北ウイング」(写真/ファン私物)

 実はこの特番のインタビューよりも前から、階段を一歩一歩上るように、中森明菜には動きがあった。

 22年8月30日、X(旧Twitter)に中森明菜の公式アカウントが突然出現し、「お手紙」画像とともに、新たに個人事務所(HZ VILLAGE)を設立したことを発表。

 同年12月27日には、新しいファンクラブ「ALDEA(アルデア)」を開設、入会手続きを開始した。

 そして、23年から24年にかけての年末年始、動きがいよいよ活発になってきた。

 23年11月8日、新録曲「北ウイング-CLASSIC-」が収録された「林哲司50周年記念トリビュートアルバム サウダージ」が発売。それに先駆け、10月30日にニッポン放送のラジオ番組で初オンエアされたことが話題になった。

 12月17日には、特別番組「中森明菜 オールタイムリクエスト」(ニッポン放送)が放送され、中森明菜は肉声メッセージを寄せた。

 さらに12月24日、Xが久しぶりに更新され、中森明菜公式YouTubeチャンネルを開設したことを報告。

新録「北ウイング」345万回再生

「いつも応援してくださるファンのみなさまへ。クリスマスプレゼント…とは言えないかもしれませんが…レコーディングの様子をお届けしますね。みなさまにとってステキなクリスマスとなりますように…!あきな」とコメントが投稿され、「北ウイング-CLASSIC-」の歌唱動画がアップされた。

 公式YouTubeのチャンネル登録者数は46.8万人(1月9日現在)。12月24日にアップされた『【公式】中森明菜「北ウイング-CLASSIC-」』は、すでに345万回(1月9日現在)再生されている。

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