「交際0日」で結婚
すっかり怪演女優としておなじみの水野だが、デビュー当時は清純派で売っていた。1990年代の人気ドラマ「踊る大捜査線」シリーズ(フジテレビ系)の女性警官役でブレークした後は、正統派女優として人気を博した。
「方向性が変わってきたのは2000年ごろ。少林寺拳法の経験がある水野は、アクションのスキルなどを生かした舞台に注力したいと、大手事務所から独立。園子温監督作品でフルヌードや際どいセリフもある調教シーンを披露したり、福田雄一監督作で振り切れたコメディーに挑戦したりと、女優としての幅を精力的に広げてきました」(テレビ情報誌の編集者)
プライベートでは数々のイケメン俳優と浮名を流し、写真週刊誌に熱愛記事が掲載されたことも少なくない。結婚前は、恋多き女優として知られていた。
「2016年に俳優でイラストレーターの唐橋充と結婚しましたが、初めて2人で出かけたその日に結婚を決めるという“交際0日婚”で話題になりました。翌年、第1子の妊娠中に鈴木脚本の『奪い愛、冬』に出演。妊娠中にもかかわらず、夫をつなぎとめるために奇行を繰り返す妻を振り切った演技で表現し、怪演女優として開眼しました。以降、鈴木組の常連となり、続編の『奪い愛、夏』では主演に昇格、『M 愛すべき人がいて』でも主人公を特訓するスパルタボイストレーナーを演じています。近年は“ぶっ飛び系”の女優としての地位を確立しました」(同)