チャールズ英国王(写真は2023年10月撮影/アフロ)

 ヘンリー王子が以前に渡英したときは、故エリザベス女王が王子とメーガンさんに贈ったフロッグモア・コテージの返却に伴い、一般のホテルに泊まった。それを王子は“侮辱”と捉えたという。

 エリザベス女王は、目立った病気や治療といえば白内障と膝の手術を受けたほどで、在位70年という英王室最長在位期間を全うした。父フィリップ殿下も99歳という長寿だった。チャールズ国王も健康で、かつてポロ競技の時に落馬し、腕を骨折した程度である。

 チャールズ国王だけでなく、腹部手術を受けたキャサリン妃乳がんに続いて皮膚がんの診断を受けたセーラ元妃(64)など、今年に入って英王室を次々に病が襲っている。「王室は少数の健康なロイヤルに支えられているだけ」などと君主制の危うさを訴える声も上がっているが、まずは体調の回復と安定を願うばかりだ。

(ジャーナリスト・多賀幹子)

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