板谷由夏(写真:CATARINA-VANDEVILLE POOL/Gamma/アフロ)

テレビ・映画の出演本数は120本超

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は板谷の魅力についてこう分析する。

「1999年の俳優デビュー以来、テレビ・映画を合わせた出演本数は120本を超えます。近年の活躍ぶりを見ていると、決して単なる“キレイどころ”ではなく、実力も兼ね備えた俳優として着実にキャリアを重ね、確固たるポジションを築き上げています。特に昨年は『ブラックファミリア』で復讐のために生きる母親として狂気を帯びた鬼気迫る表情を見せ、日本映画批評家大賞の主演女優賞を受賞した映画『夜明けまでバス停で』では実際に起きた事件をモチーフにした作品の主人公として繊細さが要求される中、見る人の心に刺さる深みのある演技を披露しました。語学番組の生徒やニュースキャスターの経験も、彼女の中では結果的に演技や表現のプラスになっているはずです。アラフィフの希望の星として今後も大いに期待したいですね」

 50代を前にして、主演としても実績を残し、さらなる成長をみせた板谷。今後はどんな難役に挑戦するのか楽しみだ。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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