カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)

 11日放送の「ドリフに大挑戦!ドリフ結成60周年爆笑大新年会SP」(フジテレビ・午後7時)は、1日午後5時から放送予定だったが、能登半島地震のために放送延期となっていた。今回は、松本幸四郎、香取慎吾、佐々木希など総勢31名のドリフ大好き芸能人が、ザ・ドリフターズ加藤茶、高木ブーらとともにドリフの名作コントに挑戦する。同番組の第1回から出演しているカンニング竹山さんは、ザ・ドリフターズの魅力をアツく語る(「AERA dot.」2021年10月6日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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 先日放送された『ドリフに大挑戦スペシャル』に出演したお笑い芸人・カンニング竹山さん。子どもの頃からドリフファンだが、ここ最近のキャスティングの中で一番嬉しかったのが、今回のドリフ特番だという。なぜ、そこまで魅了されたのか?
 

 若い子は知らないかもしれないけど、僕は昔、コンビで漫才をやっていたんですよ。改めてそんなことを言うのは、カンニング竹山がコンビでやっていたことをだんだん知らない人が出てきている。若い世代からの認識は、カンニング竹山は『エンタの神様』(日本テレビ系)に出ていた人。「1人でギャーギャー言っている人」「うるさいだけで面白くない人」みたいな評価もあったけど、最近、Twitterを見ていて嬉しかったのが、「今、過去のエンタで竹山を見ると、当時わからなかった面白さがわかる!」って書き込みがあった。

 時の流れと共に、俺もワイドショーに出るようになったり、真面目な番組にも出演するようになってきているからTwitterには「お前、何者なんだ」なんて書き込みもされるんだけど、一番好きな仕事はお笑い。

 9月26日に放送された『ドリフに大挑戦スペシャル』(フジテレビ系)というザ・ドリフターズの特番に出させてもらいました。阿佐ヶ谷姉妹、ずん飯尾さん、東京03、劇団ひとり、サンドウィッチマン、アンタッチャブル柴田さん等の中堅どころがたくさん出演し、過去のドリフのネタをリメイクしたんですが、その番組の反応がもの凄く良かった。特に業界関係者からの反応はすこぶるいい。本当に出させていただいたことを有難いと思っているんです。

 ドリフの番組って子どもの頃、観ていて、そのあと始まった『オレたちひょうきん族』に観る番組が移行して、ビートたけしさんに憧れて、なりたくて僕は東京に出て来た。ツービートの漫才見たり、たけし軍団のバラエティ番組見たり、「あぁ言う芸人になりたい」って気持ちが強くなるわけですよね。ドリフで育ったのに、だんだんドリフから離れていく時期を過ごした。そして、大人になって志村けんさんのコントを見て、「志村さんって、やっぱ凄いな!」って思うわけですよ。

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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