再婚に対する子どもたちの反応
MALIA.さんのお子さんたちはどう受け止めていたのだろうか。
「子どもたちは、どんなことが起きても、私を信じてくれて、その起きた事柄を常に理解してくれていました。本当に感謝しかないです。結婚や離婚をするときに、特に話し合いもしたことはなくて、常に起きたこと、起きていることに対して、今こうだよね、それがこうなったよね、だからこの結果だよねっていうことを、どんな年齢のときにもわかってくれたように思います。その時々で私も何も隠し事はしませんでした。なんというか……、子どもたちには常日頃から向き合うことができていたんだと思います」
2人目の夫と離婚した2009年、当時3児の母だったMALIA.さんは、モデルを務めていたランジェリーメーカー「ピーチ・ジョン」で、自身がプロデュースしていたマタニティーブランドAnela for Maternityを独立させ、株式会社Anelaを設立する。モデルなど、これまでやってきた仕事でも生活はできたと思うが、なぜ起業というリスクの高い選択をしたのだろうか。
「『ピーチ・ジョン』で2~3年、プロデュース業をさせてもらって、1年間で自分の収入がこのくらい、というのが大体見えてきたんです。(企業がついていれば)確かにリスクはありませんでしたが、3人の子どもを1人で育てていくとなると、これでは足りないなと思ったんです。3人がやりたいと言ったことはやらせてあげたかったですし、大学に通うとなると多額のお金が必要です。大きな後ろ盾があることは安心につながりますけど、そこから出てリスクを取ってチャレンジしないと、大きなものは得ることができないなって。だから、独立の道を選びました」