独身でギャルファッションに身を包む木下優樹菜。2008年(写真:Splash/アフロ)

「まっすぐで一途な母」として突き抜けるか

 「SPA!」の元副編集長・芸能デスクの田辺健二氏は木下の復帰プランをこう語る。

「彼女が元ヤンキャラで一時代を築けたのは、おバカで陽気な部分に加えて、まっすぐで一途な姿が世の女性から受け入れられたからだと思います。結婚や出産で本を出版したり、インスタのフォロワー数が500万人以上だったりしたときもありましたが、タピオカ騒動ですべてが変わりました。さらにフジモンさんとの離婚などもあって“まっすぐで一途”という彼女を支えてきたイメージが失われてしまったことは否めません。しかし、一方で『愛のハイエナ』で見せたリゾキャバ嬢や番組企画へのフィット感などを見ると、さすが第一線で活躍してきたタレント性を持ち合わせている方だなと改めて思いました。先日、二人の娘さんと出演されていた『突然ですが占ってもいいですか?』では、木下さんの自由奔放なママっぷりに賛否両論があったようですが、良くも悪くも木下さんの言動には注目が集まるのも事実。“まっすぐで一途な”母として、世間の批判をもろともせず、昔のように突き抜けることがタレントとしての覚醒につながるのではないでしょうか」

 2024年も批判を巻き起こすお騒がせキャラを貫き通せるか。今こそ、ユッキーナの真価が問われている。

(藤原三星)

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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