本当に先取りすべきは「生活費」だった
私が最終的にたどり着いたのは、「生活費を先取り」して、それ以外の金額は全て貯金にまわす方法です。
具体的には、収入がはいったらまず、1カ月に必要な生活費(私の場合は合計約7万円)を手元に引き出しておき、残りのお金はすべて貯蓄や投資に回す、というイメージです。
私はこの“先取り生活費” 方式に切り替えてから、貯金のスピードが速まり、生活費の無駄もかなり削減できるようになりました。
この方式を採用することで、「よりよい生活のために(無限に)稼ぎ続けなきゃ!」という思いから解放された気がします。生活費を固定することで、どのくらい収入を確保すればいいのかの匙加減がはっきりするのもいいところです。
自分で自分の生活のフレームを先に決めてから過ごす方が、貯蓄額をずっと気にし続ける生活よりも俄然ラクで、精神衛生的にもとてもいいと思っています。
そして自分で生活費を決めていくうちに、不思議と「もっと小さくできないかな」と思うようになってくるのです。