実際には、卒業は2022年の8月にはもう決定していて、報道が出た11月にはもう、全然やめることが確定していた。世間の皆さんから見ると、スキャンダルが出たせいで、罰として卒業させられているように見えているんですが、実はそうではなく、夏の段階で決まっていたことなので、そこは知っていただけたらうれしいです。
――卒業後のプランは?
昔は、芸能界を引退するんじゃないかと思っていました。AKB卒業と同時に。っていうふうにしか考えてなかったです。自分にできることなんてないと思っていたし、歌手で食べていくなんてもってのほかで、何もできないと思っていました。じゃあ、居酒屋で働くか、とか。そういうのをずっと考えていましたね。特にやりたいこともなかったので……、そんなことを考えていました。歌の世界じゃなかった。
胸に刺さった言葉に「歌で生きていこう」
――卒業後の道を変えたのは?
彼ですね。彼の存在が、私の将来を大きく変えてくれて。私の歌を聴いた時に、「ステージに立ち続けてほしい」って。すごく胸に刺さった言葉で、そこから歌詞もたくさん書き始めたし、歌を歌って生きていこうって決心がつきました。
昔は16歳の時ですね、思春期で食べ盛りだったのもあり、食べることが大好きで、体重がすごいことになってしまったんですね。AKBの衣装ってすごく小さいんです、ミニマムで。太ると入らないし、怒られてしまうんですね。私もこれはまずいと思って、発症してしまったのが、摂食障害の過食嘔吐という食べたものを吐き出してしまう病気になってしまって。約3~4年悩んだんですが、独り暮らしを始めてからぱったりとなくなって。