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最難関といわれる大学医学部受験。長年多くの受験生を指導してきた医学部受験のプロによると、医学部に受かる子、受からない子にはそれぞれ傾向があるといいます。好評発売中の週刊朝日ムック『医学部に入る2024』では、その違いを13の項目にわけて紹介しています。全3回のうち、ここでは第2回として【6】ノートの取り方【7】質問の仕方【8】模試の活用法【9】志望校選びを紹介します。

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【6】ノートの取り方

○受かる子:できなかった箇所や弱点がわかるように記録を残す

×受からない子:きれいだが、板書を写しただけのノートになっている

週刊朝日ムック『医学部に入る2024』より

「受からない子のノートは、板書をそのまま写しているから実はきれいなことが多いです。ノートを取ること自体が目的になっているからでしょう。一方、受かる子は、復習の道具になるように、工夫をしてノートをまとめています。1週間後、1カ月後に見直した時に、自分がつまずいた箇所や授業のポイントなどを振り返ることができるような、自分だけのオリジナルテキストになっているのです。どんなふうに書けば、後で見直した時に使えるノートになるのか、自分なりに工夫してみてください」(村田さん)

「勉強ができる人のノートは、雑なことがよくあります。授業内容や解答を一度自分のなかで咀嚼し、整理したものをアウトプットしているからです。自分だけがわかればいいのです。要領の悪い子は、板書しただけのノートになっています。受けただけ、解いただけではダメ。一度自分の頭を使って整理し、理解するという作業が何より大切です。自分の弱点を把握し、問題の原理原則まで理解しようと努めることで、同じミスを何度も繰り返さないようになれるのです」(長原さん)

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受かる子の質問の仕方は?