放送作家の鈴木おさむさん

 鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、手術後の体のケアについて。

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 来年、放送作家を辞めたらインプラントをするための前準備の手術を受けたと前回書いた。

 上顎の骨が薄くてインプラント出来ないので、歯茎を切って骨とほっぺの間に、再生医療で自分の血液と豚の骨などで作ったものを入れて、骨を育てるというもの。

 長崎でその治療を受けて、戻ってきたのが木曜日。本来は肉体的ダメージのある手術。ゆっくり休まなきゃいけないのに、フルスロットルで仕事をしてしまった。

 会議ではとても喋ってしまう。すると、木曜日の夜くらいから、傷口が痛み出した。

 そもそも、手術を受けるために長崎に行ったときから少し風邪をひいていた。僕の手術をした先生は、僕の鼻に炎症があることを指摘していた。普段、風邪をひいてもそんなに鼻水がたまるタイプではなかったのだが、そのときには鼻がグズっていた。

右ほっぺ全体に痛みが

 木曜の夜に傷口が痛み出し、ちょっと熱を感じた。そして金曜日。ラジオの生放送を行い、仕事をしているうちに、金曜日の夜に右ほっぺ全体に痛みを感じた。

 ちなみに、妻は6日間、番組のロケでいなかったため、息子・笑福と二人だったので、笑福の育児もしながら仕事もしていたら、かなり疲労がたまる。

 土曜日あたりから頭痛が止まらなくなる。頭が痛い。こんなこと珍しい。

 痛み止めで頭痛もちょっとは止まるが、薬が切れると歯の痛みと頭痛。「なんかおかしい」と思い始める。

 日曜日から今度は鼻の奥に臭さを感じるようになった。最初は口の中だと思ったのだが、それが鼻の中だと気づく。

 たまった鼻水をかむと、膿のようなものが出て、本当に嫌な匂いがした。嫌悪感を抱く匂いだ。それが口の中にも流れていくので、嫌な気分にもなる。

 月曜日、変わらず歯の痛みと鼻のつまりと膿と頭痛。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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