河西氏は、「バッシングともとれる一部報道やSNS上の声について」感想と気持ちを問われた踏み込んだ質問の回答にも、秋篠宮さまの「本音」を垣間見たという。
「記者たちがSNSのバッシング報道まで踏み込んだ質問をしているのには、正直驚きました。ネット記事への書き込みに対して秋篠宮さまは、“それを目にしなければ気にはならないわけですね。目にすることもやはりあるわけですけれども”と話していて、コメント欄などを見ていることもあるのだなと思いました。そのような発言を含めて“本音”が出ているなと感じました」
情報発信は大きな課題
河西氏は「今回の記者会見ではある程度きちんと説明されているとは思います」としたうえで、改めて皇室の情報発信の課題点を指摘する。
「今回の会見が報じられた配信記事のコメント欄を見ていましたが、秋篠宮家に対する批判がほとんどでした。会見では“反省”を述べ、改修にしては本人も“ぐずぐずしていて”と説明しているのと、これに加えて宮内庁長官も定例会見で話しているので、説明というところではそれなりに完結している。
しかし、私たちは自分から情報を取りにいかないと秋篠宮さまの会見の全文を目にする機会はなく、コメントが切り取られてしまうわけです。そういう意味でも、情報発信の仕方が大きな課題ですよね。本人たちの意図するところが全部伝わらないというもどかしさは、今回の秋篠宮さまの会見からうかがえました」
秋篠宮さまのそんな「本音」こそ、発信すべき時代なのかもしれない。