上皇ご夫妻に誕生日のあいさつをするため、仙洞御所に入る愛子さま=23年12月1日 代表撮影
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 天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまは12月1日で22歳に。次世代の皇室を担う愛子さまのこれからに期待することとは? 愛子さまが誕生されたころから皇室番組の放送作家をするつげのり子さんに話を聞いた。

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「愛子さまへの国民からの期待が高まっていますよね」と話すのは、愛子さまが誕生された2001年から皇室番組の放送作家をするつげのり子氏。

 22歳になり、来年3月には学習院大学を卒業予定の愛子さまだが、成年皇族となっての初めての記者会見以降、世の中の愛子さまへの期待感は確かに膨らんでいる。現在、追い込み中と思われる卒業論文のテーマも気になるところだ。

「愛子さまはいま卒論を書かれている真っ最中だと思います。卒論のテーマは発表されてはいないのですが、おそらく『源氏物語』などの平安時代の古典文学など、まさに日本文学の原点に関心があり、そのあたりをテーマに挑んでいらっしゃるのではないかと思われます。

 最近も、11月21日に東京国立博物館で特別展「やまと絵ー受け継がれる王朝の美ー」を天皇陛下雅子さまとご一緒に鑑賞されました。その時に、源氏物語絵巻の夕霧をご覧になって、愛子さまが物語の登場人物の関係性について“親近感がある”と話されていたと報道されていました。

 この言葉から拝察するに、愛子さまは『源氏物語』を何回も何回も読み込んでいらっしゃる。それぞれの登場人物を反芻するように思い出されているからこそ、“親近感がある”とおっしゃったのではないかと思いました」

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