徹子「この度は誠におめでとうございます」

家康「ありがとうございます。ご無沙汰してまして」

徹子「三年ぶりですか。以前のお写真がこちらで」

家康「まるで変わらないですね、徹子さん（笑）」

徹子「うふふ、あなたも変わらない」

家康「まぁ三年ですからね。そんなに変わらんでしょうね」

徹子「ずいぶん御出世されて。まぁそれなりにご苦労もお有りでしょうけども。江戸はもう慣れまして？」

家康「いやぁ。まだ出てきたばかりですから、なかなか」

徹子「この度、家康さんがなられたのが『征夷大将軍』という、この番組の第一回のゲストがあなたの大先輩と言っていいんですかね。さかうえの、、たむらのまろさん？」

家康「はは、言いにくい（笑）。坂上田村麻呂（さかのうえのたむらまろ）先輩ですね」

徹子「その大変難しいお名前の方、おひげが立派でらしてね。あの方はモノマネがお上手でらしてね」

家康「へえー、意外ですね」

徹子「たしか、桓武天皇のマネなんか玄人はだしでね（笑）。実に特徴を捉えて、ほんと大笑い」

家康「見たかったな（笑）」

徹子「ふふ。聞くところによりますと、ああいった隠し芸というのはやはり貴方もおありなんですって？」

家康「まあ、陣中で退屈しのぎに見せあったりしますかね。待ち時間が長いもんで。後輩にやらせてるとね『先輩もお願いしますよ』なんてのせられてね（笑）」

徹子「お得意のモノマネで『千利休シリーズ』ってのがあるんですって？ 私も何度か共演しましたけど、あの千さんて方もホント独特な感性をお持ちでね」

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