AERA 2023年12月4日号より

 積み立て金額は月30万円を上限に、暮らしに無理のない範囲で決めよう。新NISAには年120万円まで買える「つみたて投資枠」と、年240万円まで買える「成長投資枠」がある。合計すると年360万円まで。これを12で割れば1カ月あたり30万円までということだ。

 つみたて投資枠と成長投資枠を使い分ける必要はない。どちらも同じ、全世界株式の投資信託を積み立てればいい。なお、新NISAは一生で1800万円まで投資できる。途中でお金が必要になったら換金もできる。実は1800万円分の投資後に売却した金額の元本分は翌年に枠が復活するが、本特集では無視。積み立てていることすら忘れてほしいくらいなので割愛する。

 そう、一番大事なのはステップ(3)の「忘れる」ことだ。資産運用には山も谷もある。途中で初心者が余計なことをすると結構な確率で失敗する。だから忘れる。10年、20年とほったらかせばひと財産を築けるはず。

 なお「ほったらかし投資」という言葉を世に広めたのは、共著『ほったらかし投資術』(朝日新書)の山崎元さん(経済評論家)と水瀬ケンイチさん(個人投資家)によるところが大きい。ここまでの提案もお二人の論に賛同したものである。(金融ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2023年12月4日号より抜粋

著者プロフィールを見る
中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

中島晶子の記事一覧はこちら
著者プロフィールを見る
大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

大西洋平の記事一覧はこちら