地域のイベントにも積極的に顔を出す(画像=本人提供)

夏は日焼けがひどくアトピーが再発

 とはいえ、毎日、街頭に立つことは大変なことも多い。今年、日本列島は猛烈な暑さに襲われた。宮城県も例外ではなく、猛暑日が続いた。

「本当に暑さがきつくて……。日焼けを通り越して、肌をやけどしてしまうくらいでした。それが原因でアトピー(性皮膚炎)を再発してしまったり、あとは熱中症で倒れそうになったこともありました」

 一方、冬の辻立ちもキツかった。やはり東北らしく、厳しい雪のことかと思いきや、

「雪はまだいいんですよ」

 と話す。では何が。

「一番の問題はマシントラブルなんです。氷点下になると、マイクの乾電池が凍ってダメになってしまうんです。カイロで温めながら使うとか、電池の種類を変えてみるとか、試行錯誤しながらやってましたね」

 世間の「タレント議員」に対する風当たりは厳しい。街でもひやかしで声をかけてきたり、政治経験がないことを批判されたりすることがあるのではないか。それを問うと、意外な答えが返ってきた。

「私、全っ然、タレント扱いされてないんですよ。悲しいくらい。もうちょっと頑張って売れたかったって思います(笑)。メディアの皆さんは面白いネタになるだろうから『タレント議員』として取り上げるかもしれないですけど、嫌な目にもあったことも、残念なほどないです。唯一タレント扱いされたのは、コミケ(コミックマーケット)が宮城であったときに仮面ライダーのコスプレをした方から、『わぁー!ホンモノの森下さんだ!』と話しかけられたことぐらいです(笑)。私の俳優デビュー作が『仮面ライダー龍騎』だったので」

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