ザ・ドリフターズの加藤茶さんとの45歳差婚が世間の注目を集めた加藤綾菜さん(35)。【前編】ではバッシングを受けていた当時の苦しい心境や、それをどうやって乗り越えたかを語ってくれた。【後編】では、中学時代に受けた壮絶ないじめや、子どもを持たない人生を歩むことに決めた経緯などについて聞いた。
【前編】<加藤綾菜が一度だけ切り出した夫への「離婚」 加トちゃんが返した「意外な言葉」とは>から続く
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「バッシングを受けているとき、中学時代の記憶がフラッシュバックしたことがあるんです」
その「記憶」とは、中学生のときに受けた壮絶ないじめのことだ。綾菜さんは「自己肯定感をズタズタにされて、人生で経験した初めての挫折でした」と当時を振り返る。
綾菜さんが中学1年生のときのこと。突然、同級生から無視されたり、たたかれたりするようになったという。頭から熱湯をかけられ、火傷を負ったこともあった。居場所を失った綾菜さんは休憩時間をトイレで過ごすようになったという。
「トイレでお弁当を食べていたときに上から水をかけられたりもしました。母がせっかく作ってくれたお弁当がぐちゃぐちゃにされて、ものすごく悔しかった。当時、母はシングルマザーで仕事の前に作ってくれていたということもあって……」