保釈時の猿之助被告

「私には歌舞伎しかできない」

 猿之助は「私には歌舞伎しかできないので、舞台に立って償いたい」と周囲に語っているという。

 だが、米原氏はこうくぎを刺す。

「最低でも、執行猶予期間の5年は、復帰を自粛すべきだと思います。本人が復帰したい気持ちはわかるし、周囲の歌舞伎界の熱い期待もわかりますが、『自殺ほうじょ罪』とはいえ、両親が死ぬ手助けをしたという陰惨な事件です。自分のしてしまった罪を内省する期間は必要だと思います。その方が週刊誌にこれ以上たたかれることもなく、本人のためにもなると思います」

 拙速な復帰よりも、まずは罪と向き合う時間が必要だろう。

(AERA dot.編集部・上田耕司)

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